高知県、高知市、香南市、南国市、香美市の戸建て・注文住宅なら丸和建設株式会社
前回、前々回と、構造に対してはかなりストイックに、こだわりを持って設計を行っていることをお伝えしました。
その反面、丸和建設の住宅デザインはとっても柔軟です。規格のプランもありませんし、決められたデザインもありません。
正真正銘の注文住宅。
注文住宅にこだわるのは「どんな家に住みたいか」ということよりも「どんなふうに暮らしたいのか」ということを大切にしているからです。
収納ひとつとっても、どこに何をしまうのか、どのくらいの量があるのか、誰がそれを使うのか、など…正直「今すぐにでも住みたい!」という方にはおすすめできないほど、打ち合わせにお時間をいただきます。
それでも、暮らしに寄り添う住まいは愛着が湧いてきますし、もちろん居心地が良いものです。
そしてそれこそが注文住宅の良さであり、丸和建設が時間をかけてもこだわる理由です。
余談ですが、丸和建設のロゴイラスト「MARUWA TOWN」をご存じでしょうか。
MARUWA TOWNは丸和建設のロゴを組み合わせて街並みを表現したイラストですが、おうち部分は常に“白”。
お客様のご要望に合わせたおうちづくりをするために丸和建設は決められた色には染まらない、という注文住宅にこだわる想いを込めています。
よろしければ施工例もご覧ください。
高知で注文住宅を建てるなら丸和建設!と言っていただけるように、頑張りたいと思います。
Nakazawa ✧(〇-〇ゞ
前回に続き、構造の話をしたいと思います。
今回は「偏心率」についてです。
またも聞きなじみのない言葉だと思いますが、「直下率」と同じく、地震に強い家を造るためには欠かせないことです。
まず少しおさらいをします。
直下率とは、1階と2階の柱や壁を同じ位置に配置する割合のことでした。
そして丸和建設では、柱・壁の直下率を共に60%以上にすることを基準としています。
ではここで、間取りをイメージしてみてください。
南側は日差しをたくさん取り入れたいので、たくさん窓を取りました。
反対に、北側は大きな窓も必要ないので、壁を多く取りました。
完成した間取りは直下率60%以上をクリアしていますが、南側にはほとんど壁がありません。
さて、このおうちは地震に強い家でしょうか。
残念ながら、おそらく危険でしょう。
地震発生時、地震の力は建物の重心(重さの中心)にかかり、剛心(建物の最も強い部分)を中心に建物が回転することで被害が発生します。
耐力壁が北側に偏ることによって剛心は北側に偏り、建物の重心から離れれば離れるほど、建物の負担は増えてしまいます。
この重心と剛心のバランスを「偏心率」と言い、バランス良く耐力壁を配置することで偏心率を小さくし、耐震性を発揮させます。
(実際には外周だけでなく、中の壁も影響します。)
例えば、Newスタンダードハウス「スガオ」の偏心率を計算したものがこちら。
●が重心、◎が剛心です。
丸和建設では偏心率を基準値0.3の半分以下にすることを設計のルールとしており、今回の場合もクリアできました。
直下率60%以上と合わせ、高知の工務店として、耐震について一生懸命考えています。
Nakazawa ✧(〇-〇ゞ